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近海カツオ一本釣り漁

「翔べ!カツオ鳥」

1988(昭和63)年製作・76分

1987年2月から約1年間。毎年優れた水揚成績を上げている高知県旧佐賀町の喜多初吉船主兼漁労長が率いる近海カツオ一本釣り漁船・第8太 安丸(59トン・乗組員20名)が、 春先母港を出、カツオを追って北上し、三陸沖で終漁し帰港するまでの漁師の生活と操業風景。

協力:
太安丸漁業(高知県旧佐賀町)喜多初吉・民子・住夫
第八太安丸・昭和62年度乗組員の皆さん
光栄丸(三重県旧紀伊長島町)橋本幹雄
今野産興(宮城県旧志津川町)今野益二郎・今野みのる
三協 企画(岩手県大槌町)松田富躬子・金崎傑

製作・監督・撮影:黒田輝彦
構成協力:村松保宗/清水満
録音:大石和也
ナレーター:久米勝也
ネガ編集:加納宗子
作曲:大久保正人
タイトル:スタジオ・ビック
録音:青山録音センター
現像所:ソニーPCL

製作協力:
◆遠洋マグロ船船長・島尻芳盛(沖縄)◆清水漁業協同組合組合長;武政光男(高知)◆尾鷲物産(株)(三重)◆八代丸定置・柴原勝(三重) ◆名古屋市水産物青年団体連合会◆(株)柳屋本店(静岡)◆遠洋マグロ船船員・堀政紀(静岡)◆豊国丸漁業生産組合・橋ケ谷長生(静岡)◆東洋冷蔵(株)(静 岡) ◆酒井漁業部静岡漁場・酒井久則(静岡)◆沼津魚市場(株)◆静岡県鰹餌料漁業協同組合・山本四郎左衛門・山本善次・他組合員一同◆田子漁業協同組合 (静岡) ◆長井水産(株)(神奈川)◆第25号森健丸(神奈川)◆大山昌弘(埼玉)◆日麺連指定;丸勝かつおぶし(株)(東京)◆日本画家;小谷津雅美 (東京) ◆東京大学海洋研究所;有志(東京)◆喫茶店ダダ;畑山和子(東京)◆(株)極洋(東京)◆ホクエイ食品(株)(東京)◆日本オウキッド漁業 (株)(東京) ◆東京鰹節組合内;東京鰹節セミナー◆司法書士;川原幸治(東京)◆(株)岩瀬商店;岩瀬秀仁(千葉)◆那珂湊魚市場◆カクダイ水産(株) (茨城) ◆まるもん漁業部;阿部正一・安(宮城)◆カクマン漁業部;三浦治海・光喜(宮城)◆(株)カネシメイチ(宮城)◆(有)まるきた商店(宮城) ◆ 人首漁業部;人首行雄(岩手)◆木浪長太郎(青森)


DVD:販売価格3,150円
ライブラリー価格15,750円













終漁近く、三陸沖で操業中のある日、突然船首側の餌投げの甲板長が顔を真っ赤にして怒り出し、船頭に向かって、「そんなことを言ったって食わないんだからしょうがないじゃないか!」

というと、船頭も言葉を返し二人は激しくやり合いました。この時期、カツオの水揚量は少なく値段は1キロ千円を越えます。
しかし、いくら餌のイワシを撒い てもカツオの食いが悪いのです。
甲板長は船頭の親戚で、トップとナンバー2が喧嘩しているわけですから誰も止められず、船内は一時固まりました。

私は キャメラを抱えて撮ろうかどうか迷い、結局撮れませんでした。
後で甲板長から「おい、さっき撮ったか」といわれ、「え!」と絶句です。
「そんなら先にいってくださいよ」といいたいところです。どちらにレンズを向けても海に蹴落とされるくらい双方には迫力がありました。1年近く一緒に船内生活していて気心は分かっていても、漁船ではキャメラマンは余計者です。それに海の上では逃げ場がありません。
私はドキュメンタリーを撮っていてよくこの問題にぶつかります。
なお甲板長は以前、ある港のクラブのカラオケで歌っていて、スカウトされかかった経験があるくらい歌がうまく、映画の中では気仙沼のスナックで「男の港」を唄ってもらいました。


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